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2009年07月24日

Marvelous LOUVRE!!

Marvelous LOUVRE!!

これは本当に絵なのか?ビックリ汗


その思いの連続でした。
それしか思い浮かびませんでした。Marvelous LOUVRE!!



京都市美術館で開催されている【ルーヴル美術館展】に行ってきました。
ゆっくり見たかったので、平日に休みを取って。ニコニコ




【これぞルーヴル!】
Marvelous LOUVRE!! Marvelous LOUVRE!!
17世紀のヨーロッパ絵画といえば、誰もが思い浮かべるのが
レンブラント、ベラスケス、フェルメール、ルーベンス、プッサン、ラ・トゥールらの巨匠たち・・・。
この展覧会ではこれらの美術史だけでなく、世界史においても名を残した画家たちの作品の魅力を
一堂に紹介しています。
しかも世界最大規模、35万点におよぶルーヴル美術館の所蔵品から選りすぐった出展作品
71点のうち、フェルメールの《レースを編む女》、ルーベンスの《ユノに欺かれるイクシオン》など、
およそ60点が日本初公開
その中でも、レンブラントの《縁なし帽を被り、金の鎖を付けた自画像》、シモン・ヴーエの《エスランの聖母》などルーヴルを初めて出る作品もおよそ30点
まさに「これぞルーヴル!これぞヨーロッパ絵画の王道!」ともいえる作品群を集結させた
【ルーヴル美術館展】。



【17世紀の風俗画】
Marvelous LOUVRE!!
風俗画は、ありふれた庶民の生活を描いたもので、
17世紀オランダでさかんに描かれました。
そこには様々なメッセージが隠されています。
フェルメールの《レースを編む女》は堅実な家庭の理想を描くもので、
彼女のそばにある聖書と思われる書物もその意味を補強しています。
これに対してハリスの《リュートを持つ道化師》は陽気で、やや卑俗に描かれています。
当時は飲酒や喫煙、喧嘩をする庶民の姿がさかんに描かれました。
しかしこれらは、反面教師としての側面ももっていたんだと思います。
身近な生活を生き生きと描いた風俗画に、道徳的な意味合いを探すのも楽しみ方の1つです。



【究極のフェルメール】
Marvelous LOUVRE!!
一瞬の光をとらえて永遠の印象をそこにとどめた自然かつ幻想的な絵を描く達人・・・。
ヨハネス・フェルメールは、17世紀に活躍したオランダ画家の中で
最も評価の高い巨匠の1人です。
しかし何世紀にもわたり彼の存在は謎に包まれてきました。
寡作だったフェルメールが実際に描いたのは、「50点ほどではないか」と言われる中で、
現在残っているのは30数点に過ぎず、それらのすべてを鑑賞しようと、
世界の美術館を訪れる熱烈なファンもいるほどです。
もちろん、ルーヴル美術館も例外ではありません。
ルーヴル美術館は、フェルメールの晩年の作品2点を所蔵しており、
それらを目当てに足を運ぶ人も少なくありません。
今回、初来日した《レースを編む女》は、
フェルメール作品のなかでも小さな作品で、晩年の究極の1枚。

これが、スゴイっ!!ビックリ
カメラ・オブスクラ(camera obscura)技法を利用した彼の作品は、
他の作品とは一線を画する雰囲気を醸し出していました。

繊細で緻密・・・。
もはや絵ではないんです。
とても絵には見えないんです。

『見ている人に語りかける写真』

この言葉が一番近い表現だと思います。
この展覧会のメインに相応しい作品であり、まさに圧巻でした。テヘッキラキラ



【哲学の17世紀】
Marvelous LOUVRE!!
「我思う、ゆえに我あり」。
近代哲学の父とされるフランスの思想家デカルトの有名な『方法序説』の中の言葉です。
そのデカルトの肖像として最も知られている作品《ルネ・デカルトの肖像》が出品されていました。
フランス・ハルスの原作に基づくといわれているもので、
ハルスの原作といわれる作品はコペンハーゲンに所蔵されています。
どうしてオランダの肖像画家ハルスがフランスの哲学者デカルトの肖像を描いたのでしょう?
デカルトは1628年にパリからオランダに移住し、
アムステルダムやオランダ各地に滞在しており、『方法序説』もオランダで出版されたものでした。
確証こそないものの、レンブラントも素描でデカルトの肖像を制作したという記録があり、
このフランスの哲学者がオランダの画家たちに良く知られていたことが伺われます。
17世紀は近代科学の原点とされる哲学の時代でもあったんです。



【レンブラントの目力】
Marvelous LOUVRE!!
光と影によるドラマティックな絵画で名を馳せるオランダの巨匠レンブラントは、
その生涯に驚くほど多くの自画像を描いています。
画家としてデビューした20歳の頃から、名声を博し豪邸に住んだ壮年期、
多額の借金を抱え、破産した熟年期、そして63歳で亡くなるまで、
波乱の生涯の間に描かれた自画像は数十点にのぼり、
その時々の彼の内面の変化まで伝えています。
この展覧会に出品されている自画像は画家が27歳のときのもの。
前年に代表作の1つとなる《ニコラース・テュルプ博士の解剖学講義》で大成功を収め、
画家として明るい未来が開けた頃で、自信に満ちた、一際『目力』が印象的な作品です。
この作品には、自身のファーストネーム、“レンブラント”という署名が入っていました。
彼のフルネームは“レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン”。
ルネサンスの大巨匠、ラファエロやミケランジェロ、そしてティツィアーノにあやかって、
ファーストネームだけで署名することで、自らもこれらの巨匠に近づこうとしたのでしょう。



【額縁の秘密】
額縁付の絵画は美術館に行かなければ見ることができません。
額縁に入れると絵画は全く違う印象を与えるようになります。
構図が引き締まって見え、黒い額縁は白を、金色は冴え渡った青を強調するといわれています。
一方で額縁は、オリジナルのものは多くが消滅しており、何世紀も前に描かれた絵画に、
元々どのような額縁がついていたかについての記録はほとんどありません。
多くの場合、同時代の他の額を転用したり、あるいは、それらを真似た額が新たにつくられました。
17世紀前半のベルギーやオランダでは、
表面が磨かれた黒檀の額縁を使用することが多かったと言われています。
特にオランダは新教国のため、豪華な装飾を嫌い、
本展に出品されているレンブラントの《縁なし帽をかぶり、金の鎖をつけた自画像》も、
元は黒い額縁に飾られていたと思われます。
フランス・ハルスの《リュートを持つ道化師》では、当時のオランダの額縁の様式が守られています。

この展覧会、額縁の美しさにも驚かされました。ビックリテレビキラキラ




どの作品も、とても350~400年前に描かれたモノとは思えないほどの雰囲気を醸し出していました。

まさに、驚きの連続っ!!ビックリビックリビックリ
みなさんも、【ルーブルの秘密】を体感して、右脳を刺激してみては?Marvelous LOUVRE!!




9月27日まで、
京都市美術館で開催中。







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この記事へのコメント
あー!!先を越されたー!!
私も京都のルーブル展、行きたいと思ってるんです~.
Yo!さんの話聞いてたら、さらに行きたくなりました!
いーな、いーな、私もお休みいただいて行っちゃお♪
また感想、聞かせてください~!

大阪・中ノ島でやってるルーブル(サブ?)展も行かれるんですか?
Posted by のぼせもん at 2009年07月25日 10:08
のぼぜもんちゃん

ぎゃはは~!
先越しちゃいました~♪
フェルメールの絵が来日したら、絶対観に行くぞ!
って何年も前から、決めとったとよ。

実際に見ると、まさに圧巻。
その他の作品にも驚きの連続で、大満足で帰ってきました。

是非行ってみるべし。

中ノ島の方は、ちょっと趣味ではないので、行く予定ないです。
Posted by yo!yo! at 2009年07月25日 20:09
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