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2009年05月31日

アメリカをめぐって

アメリカに渡って活動した日本人美術家の作品や、
戦後アメリカ美術の作品が展示される「アメリカをめぐって」展が、
和歌山県立美術館で開催されていましたが、本日が千秋楽。
渡米画家の作品がどんなものか、散歩がてら見に行ってきました。アメリカをめぐってアメリカをめぐって

アメリカをめぐって

戦前にアメリカに渡って活動した日本人美術家の作品や、
戦後アメリカ美術の作品を、和歌山県立美術館コレクションを中心に展示。

19世紀末から20世紀初めにかけて、数多くの日本人がアメリカへ労働者として渡りました。
移民県として知られる和歌山からも、多くの人々が出稼ぎのためアメリカを目指しましたが、
なかには現地で画家として活動した人も少なくありません。
石垣栄太郎(1893-1958)、浜地清松(1885-1947)、Henry杉本(1901-1990)らが、
異国の地で差別や偏見と葛藤し、時代に翻弄されながらも制作した作品が展示されていました。



   石垣栄太郎 【拳闘】 1925年 油彩
アメリカをめぐって
Cubism的な手法で描かれた筋肉は、躍動感にあふれ、隆々とした印象。




 石垣栄太郎 【街】 1925年 油彩
アメリカをめぐって
戦前のニューヨークの街で、毛皮をまとった女性、シスター、物乞い人など、
ただならぬ社会情勢が伺えます。




    石垣栄太郎 【ハーレム刑務所のための壁画画稿】 1934年 木炭、紙
アメリカをめぐって




  浜地清松 【暖炉】 1911年 油彩         国吉康雄 【乳しぼり】 1921年 油彩
アメリカをめぐって    アメリカをめぐって
暖炉の前でくつろぐ子供を描いた暖かい雰囲気の作品。




Henry杉本 【寺院のみえるビーエー村】 1940年 油彩
アメリカをめぐって



川口軌外 【少女と貝殻】 1934年 油彩
アメリカをめぐって



同じ和歌山出身の画家でも、画風にそれぞれの個性があります。
各々に異なることに影響を受け、それぞれの個性が培われていったのでしょう。
そういう意味では、どの道も同じですね。
ただし、「物事に真剣にのめり込む姿勢」が成長の秘訣ではないでしょうか。アメリカをめぐって





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この記事へのコメント
私も今日和歌山の展覧会にいきました。
浜地清松さんの「暖炉」という作品が温かみがあり
印象に残りました。
Posted by exx at 2012年08月08日 23:29
exxさん
浜地清松さんの「暖炉」、私も見たことがあります。
優しいタッチに私も温かみを感じたのを憶えています☆
Posted by yo!yo! at 2012年08月26日 13:55
こんばんは、私は、清松さんからいうと、兄の孫にあたるものです。
清松さんの、(暖炉)を気にいっていただいて嬉しいです。
あの絵は、私の実家の隣の小学校に飾られていました。自分もかなり前に一度本物を見ました。小学校が廃校になるのを機に県立美術館に寄贈されたそうです。
本当にみるものに温かい感覚を与えてくれる感じのする絵ですよね。
Posted by h.浜地 at 2013年04月17日 22:55
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    コメント(3)