チャリテー陶器市

yo!

2009年04月26日 20:51

年に1度、家の近くで開催される「チャリテー陶器市」。←たぶん「ィ」が抜けとる。
まだかまだかと待ちわびて、やっと本日開催!


和歌山の陶芸作家10人が、食器や灯かりのオブジェ、花器など、
3000~5000点の作品が出品されます。

激安価格で売られているので、イイ感じのものは、迷わず即買いです。

私が『器を選ぶ』ときに、常に考えるのは、以下の4点。
①『器』自体に独特の雰囲気があるか?
②この『器』に、どんな料理を盛り付けるか
③料理をより美味しそうに見せられる『器』か?
使いやすい『器』か?

陶器市だからといって、安かろう悪かろうでは意味がありません。


焼き物には大きく分けると、【陶器】【磁器】があります。
この2つの器の違いって知ってますか?
簡単に言うと、【陶器】は「土もの」であり、【磁器】は「石もの」。
            
【陶器】は粘土からつくられたもので、1100~1200℃と比較的低い温度で焼かれたもの。
吸水性があり、磁器に比べると少々もろいのが特徴。
陶器は釉薬がかかっているものでも、表面に見えない無数の穴があり、
汚れが染み込みやすく、放っておくと臭いややカビの原因になってしまいます。
料理を盛る前にしばらく水に浸しておき、かるく拭いてから盛り付けると、
料理の煮汁や油分などが染み込にくくなりますが、
あまり染みを気にせず、「器を育てる」気持ちで使いこむとイイ感じの器になります。
陶器は汚れやすく手がかかりますが、独特の雰囲気があり、料理を美味しく見せてくれます。

【磁器】は石を砕いた粉引でつくられたもので、1300~1400℃の高温で焼かれたもの。
磁器は石のようで、表面は白くガラスのように硬くなめらか水を吸い込みません。
指で叩くと「チンチン」と硬い音がします。
丈夫で吸水性がないので、とても使いやすい。
砥部焼きなんかが代表的な磁器です。


そんな薀蓄はさておき、まずは、自分好みの器を作っている作家のお店を探します。

自分好みの器を置いているお店を見つけ、しばし品定め。。。



「う~ん、コレいいっ!」



と多用できそうな、片口の器(粉引)を2つ購入。

他にも目移りするような作品があったのですが、
心を落ち着かせるため、他のお店に一時避難。

他のお店に行って、器を眺めても、やっぱりさっきのお店の作品に敵うものがない・・・。
なので、再び戻って、品定めしていると、
いかにも陶芸やってますって感じのオジサン(作家)が、

「にーちゃん、店やってんのんか?」


と声をかけてくれました。


「ボク?いやいや、やってませんよ(笑)」
「なんでですか?」



と聞くと、


「見るものが玄人っぽいからよ」


と嬉しいことを言ってくれました。

そのオダテにのって?←ホントに自分好みの作品ばかりだったんです。
さらに2品購入。



すると、



「いっぱい買ってくれたから、
好きなの一つオマケしてあげるよ」



と言ってくれました。



ナントっ!!!


嬉しいこと言ってくれるじゃないのぉ~!

ちょうど迷っていた器があったんです。
でも2つ欲しかったので、
「じゃあコレ1つ買うから、1つオマケして」
というと、

「あ~んもう、全部で3000円でいいよっ」


って


「マジでっ!?」

1個オマケどころか、ものすんごい値引き(だぶん3500円引きくらい)やんっ!


と、陶器市ならではのドンブリ勘定で、楽しいお買い物となりました。



全部で6品を購入。

新しい器が増えると、器に合わせていろんな料理を作りたくなります。

焼酎に合う煮物なんて、いいんでない!?




別れ際、オジサンに名刺まで頂いちゃいました。
今度窯元に遊びに行ってみようカナ~。




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