チャリテー陶器市
年に1度、家の近くで開催される
「チャリテー陶器市」。←たぶん
「ィ」が抜けとる。
まだかまだかと待ちわびて、やっと本日開催!
和歌山の陶芸作家10人が、食器や灯かりのオブジェ、花器など、
3000~5000点の作品が出品されます。
激安価格で売られているので、イイ感じのものは、迷わず即買いです。
私が
『器を選ぶ』ときに、常に考えるのは、以下の4点。
①『器』自体に
独特の雰囲気があるか?
②この『器』に、
どんな料理を盛り付けるか?
③料理を
より美味しそうに見せられる『器』か?
④
使いやすい『器』か?
陶器市だからといって、安かろう悪かろうでは意味がありません。
焼き物には大きく分けると、
【陶器】と
【磁器】があります。
この2つの器の違いって知ってますか?
簡単に言うと、
【陶器】は「土もの」であり、
【磁器】は「石もの」。
【陶器】は粘土からつくられたもので、1100~1200℃と比較的低い温度で焼かれたもの。
吸水性があり、磁器に比べると少々もろいのが特徴。
陶器は釉薬がかかっているものでも、表面に見えない無数の穴があり、
汚れが染み込みやすく、放っておくと臭いややカビの原因になってしまいます。
料理を盛る前にしばらく水に浸しておき、かるく拭いてから盛り付けると、
料理の煮汁や油分などが染み込にくくなりますが、
あまり染みを気にせず、
「器を育てる」気持ちで使いこむとイイ感じの器になります。
陶器は汚れやすく手がかかりますが、
独特の雰囲気があり、料理を美味しく見せてくれます。
【磁器】は石を砕いた粉引でつくられたもので、1300~1400℃の高温で焼かれたもの。
磁器は石のようで、表面は白くガラスのように硬くなめらか水を吸い込みません。
指で叩くと「チンチン」と硬い音がします。
丈夫で吸水性がないので、とても使いやすい。
砥部焼きなんかが代表的な磁器です。
そんな薀蓄はさておき、まずは、自分好みの器を作っている作家のお店を探します。
自分好みの器を置いているお店を見つけ、しばし品定め。。。
「う~ん、コレいいっ!」
と多用できそうな、
片口の器(粉引)を2つ購入。
他にも目移りするような作品があったのですが、
心を落ち着かせるため、他のお店に一時避難。
他のお店に行って、器を眺めても、やっぱりさっきのお店の作品に敵うものがない・・・。
なので、再び戻って、品定めしていると、
いかにも陶芸やってますって感じのオジサン(作家)が、
「にーちゃん、店やってんのんか?」
と声をかけてくれました。
「ボク?いやいや、やってませんよ(笑)」
「なんでですか?」
と聞くと、
「見るものが玄人っぽいからよ」
と嬉しいことを言ってくれました。
そのオダテにのって?←ホントに自分好みの作品ばかりだったんです。
さらに2品購入。
すると、
「いっぱい買ってくれたから、
好きなの一つオマケしてあげるよ」
と言ってくれました。
ナントっ!!!
嬉しいこと言ってくれるじゃないのぉ~!
ちょうど迷っていた器があったんです。
でも2つ欲しかったので、
「じゃあコレ1つ買うから、1つオマケして」
というと、
「あ~んもう、全部で3000円でいいよっ」
って
「マジでっ!?」
1個オマケどころか、ものすんごい値引き(だぶん3500円引きくらい)やんっ!
と、陶器市ならではの
ドンブリ勘定で、楽しいお買い物となりました。
全部で6品を購入。
新しい器が増えると、器に合わせていろんな料理を作りたくなります。
焼酎に合う煮物なんて、いいんでない!?
別れ際、オジサンに名刺まで頂いちゃいました。
今度窯元に遊びに行ってみようカナ~。
関連記事