ブリかヒラマサか?
ここ最近、釣果がある
『ハマチちゃん』。
ブリの
コドモのです。
全長15cm以下のものを
モジャコ
全長15cm前後のものを
ツバス
全長40cm前後のものを
ハマチ
全長70cm前後のものを
メジロ
全長80cm以上のものを
ブリと呼びます。
このサカナは、生後約3年、体重4kgで産卵を始めます。
産卵期間中に1腹で約100万個の卵を産むといわれています。
卵の大きさは直径約1.3mm、水温約20度で2~3日間で孵化し、
孵化直後の仔魚は全長約3.5mm。
毎年5~6月、その年に東シナ海で産まれた
ブリの幼魚たちは、
黒潮にのって九州・四国付近に流れてきます。
(産卵場として薩摩・男女群島・五島・土佐沖が確認されている)
ちょうどそのころ、海底から
ホンダワラや
イソモクなどの海藻がちぎれ、
流れ藻となって海の表面をただよい始めます。
幼魚たちはそんな流れ藻を隠れ家として黒潮にのって北上していきます。
その体色は、流れ藻と同じような黄褐色をしており、
10本くらいの
赤褐色の横縞があり実に美しい!
このころの幼魚が
モジャコと呼ばれ、小エビなどを捕食しているが共食いもする程の食欲です。
モジャコたちも全長約15cmの大きさになると、
ツバスと呼ばれ、
流れ藻から離れて生活するようになります。
すると体色は背中側が
青っぽくなり、腹側が白っぽく変わってゆきます。
ツバスはエサを活発に食べて成長し、9~10月には全長約40cmに成長し、
ハマチと呼ばれるようになります。
ハマチはさらに成長し、全長約60cmになると
メジロと呼ばれるようになり、
そして、最後に
ブリとなるんです。
1年で30cm、2年で50cm、3年で60cm、4年で70cmに成長します。
冬のブリは春の産卵にそなえてよく太り、脂ものってものすご美味しい!
ので
『寒ブリ』として賞味されますが、産卵後の
ブリは
『彼岸ブリ』と言われ、
痩せている上に身や腹の中に寄生虫が着くので味が落ちるんです。
ところで、
ブリ と
ヒラマサの見分け方って知ってます?
ブリと
カンパチの見分けはできても、
ブリと
ヒラマサの見分けることは難しく、
見分け方を知らない人も多いでじゃないでしょうか?
そこで、
ブリと
ヒラマサの見分け方をお教えします。
見分け方は、大きく分けて次の
2つ。
①上アゴの違い
ブリの上アゴは、このように
角ばっています。
一方、
ヒラマサの上アゴは、このように
丸みを帯びています。
②胸ビレの長さ
ブリは腹ビレよりも
胸ビレの方が少し長い。
一方、
ヒラマサは腹ビレよりも
胸ビレが少し短い。
ビミョ~でしょ!?
魚屋さんで
ブリを見つけたら、
ヒラマサじゃないか確かめてみてクダサイ。
(両方並んで売られていることは、ほとんど無いデス・・・)
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