ブリかヒラマサか?

yo!

2008年09月20日 10:18

ここ最近、釣果がある『ハマチちゃん』

ブリコドモのです。

全長15cm以下のものをモジャコ
全長15cm前後のものをツバス
全長40cm前後のものをハマチ
全長70cm前後のものをメジロ
全長80cm以上のものをブリと呼びます。

このサカナは、生後約3年、体重4kgで産卵を始めます。
産卵期間中に1腹で約100万個の卵を産むといわれています。
卵の大きさは直径約1.3mm、水温約20度で2~3日間で孵化し、
孵化直後の仔魚は全長約3.5mm。

毎年5~6月、その年に東シナ海で産まれたブリの幼魚たちは、
黒潮にのって九州・四国付近に流れてきます。
(産卵場として薩摩・男女群島・五島・土佐沖が確認されている)

ちょうどそのころ、海底からホンダワライソモクなどの海藻がちぎれ、
流れ藻となって海の表面をただよい始めます。
幼魚たちはそんな流れ藻を隠れ家として黒潮にのって北上していきます。
その体色は、流れ藻と同じような黄褐色をしており、
10本くらいの赤褐色の横縞があり実に美しい!

このころの幼魚がモジャコと呼ばれ、小エビなどを捕食しているが共食いもする程の食欲です。
モジャコたちも全長約15cmの大きさになると、ツバスと呼ばれ、
流れ藻から離れて生活するようになります。
すると体色は背中側が青っぽくなり、腹側が白っぽく変わってゆきます。

ツバスはエサを活発に食べて成長し、9~10月には全長約40cmに成長し、
ハマチと呼ばれるようになります。

ハマチはさらに成長し、全長約60cmになるとメジロと呼ばれるようになり、
そして、最後にブリとなるんです。

1年で30cm、2年で50cm、3年で60cm、4年で70cmに成長します。

冬のブリは春の産卵にそなえてよく太り、脂ものってものすご美味しい!
ので『寒ブリ』として賞味されますが、産卵後のブリ『彼岸ブリ』と言われ、
痩せている上に身や腹の中に寄生虫が着くので味が落ちるんです。





ところで、




ブリ  と  ヒラマサの見分け方って知ってます?



ブリカンパチの見分けはできても、
ブリヒラマサの見分けることは難しく、
見分け方を知らない人も多いでじゃないでしょうか?




そこで、ブリヒラマサの見分け方をお教えします。




見分け方は、大きく分けて次の2つ


①上アゴの違い
ブリの上アゴは、このように角ばっています。

一方、ヒラマサの上アゴは、このように丸みを帯びています。



②胸ビレの長さ
ブリは腹ビレよりも胸ビレの方が少し長い。

一方、ヒラマサは腹ビレよりも胸ビレが少し短い。




ビミョ~でしょ!?





魚屋さんでブリを見つけたら、ヒラマサじゃないか確かめてみてクダサイ。
(両方並んで売られていることは、ほとんど無いデス・・・)


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