長かったゴールデンウィーク、ずっと天気よかったですね。
皆さんは、有意義なゴールデンウィークを過ごされましたか?
突然ですが、皆さんは、
体力の限界を感じたことがありますか?
その限界は、
弱い自分か決めつけたショボイ限界ではないですか?
自分の限界はドコなのか?
人間は折りたたみ自転車で、ドコマデイケルのか?
そんな
激マゾな旅をしてきました。
5/2の朝5:30、私めは和歌山港にいました。エッ?釣りだろって?
いやいや、今回は違います。釣りぢゃないです。
根性だめし旅行、
フェリーで徳島に渡るためなんです。
徳島港から、折りたたみ自転車でドコマデイケルか?
そんな
激マゾ旅行をするためなんです。
フェリーに乗って、徳島行くゾウ!
徳島まで2時間の乗船時間、少し寝ようと思うものの、ウキウキして全然眠れません…。
仕方がないので、地図を片手に本日の予定を考えました。
【本日の予定】
徳島港(8:00)→吉野川を横目に見ながら、国道192号線をひたすら突き進む(100km?)
→猪ノ鼻峠を越えて、
やまうちうどん※を食べる(13:30)
→
琴平でうどん三昧(16:00)→どっかで
温泉入って帰る
※やまうちうどん:香川のうどん百選にもエントリーされている有名店。
でも、あまりにも山奥で分かり難い所にあることでも有名。
こんないい加減な予定でいいのだろうか?と思いながら、持ち物確認。
【本日の持ち物】
・軍資金1万円 (マジでこれだけしか、持ってません)
・バナナ2本 (出発前のエネルギー補給用)
・デジカメ (証拠写真撮影用)
・三脚 (重たいケド、なにせ一人旅なもんで)
・お風呂セット (温泉あったら、入りたいけんね)
・i-Pod (これさえあれば、どこ行ってもルンルン)
・パンク修理セット (使わなくて済みますよーに…)
バナナを食べながら、40分位かけて入念にストレッチ。
8:00に徳島港に到着すると、自転車を組み立てて、
根性だめし輪行のはじまり、はじまり~
徳島港を出て、15分程で国道192号線に乗り、
絶景の吉野川を右手に見ながら、ひたすら真っすぐ進む。
ひたすら、ひたすら真っすぐね。途中、広大な田んぼに架けられた
『鯉のぼり』を見て、休憩。
もうすぐ子供の日だもんね~。しかし、めちゃめちゃ長い鯉のぼりダナ~、何匹鯉おんねん!
ペダルを漕ぎ続けること、4時間半程で琴平への分岐点
『井川池田』に到着。
「さぁ、ここから峠を越えれば、やまうちで、うどんが食べられる!
気合だぁ~! 」
とアニマル浜口風に雄叫びをあげ、いざ入山。
これが、峠の入り口。かなりキツそうな予感…
予想以上に峠の登りのキツイこと、キツイこと!
山から降りてきたバイクライダー達と、すれ違い際に目が合うと
「お、お前ってヤツぁ~」 と苦笑いしとります。
山道をドライブしている時に、峠を自転車で越えているツワモノを見たことありませんか?
今回自ら体験して思い知りましたが、彼らホント、スゴイです!根性あります。
次回そんな光景を目にしたら、
「ガンバレ~!」って声かけてあげて下さい。
と、その時、
「プシュ~!」
「ん!?これは、もしや?」
パンクです。しかもこげなデカイ釘がささっとるがなっ!
登り3合目にしてのパンク。
ここでリタイヤして下山する訳にもいかず、パンク修理にとりかかりました。
チューブを取りだすと、なんとバルブ横の一番厄介なとこに刺さっとるじゃなかですか…。
かなり
ブルーです。
なんとか修理を完了し、空気を入れるも、すぐにまた空気が抜けるじゃなかですかっ!
なんでやねん!
誰もいない峠の真ん中で、最悪じゃなかですか。
早くせんと、うどんが食べられんやなかですかっ!
と、アセる気持ちを抑えて、もう一度チューブを取りだし、空気を入れてみると、
さっきとは違うところから、
シューっと音がっ!
へ!?さっきの釘、チューブの両側に貫通しとるんちゃうん!
と、ビックリしながら2箇所目を修理し、
「もう穴あいてませんよーに!」 と祈りながら、空気を入れると…。
今度は、大丈夫そう…カナ?と心配しながらも、峠を越えることを決意しました。
心臓破りな坂を登れど、登れど、頂上に着きません。
果てしなく続く上り坂、マジ、
ハンパナイっす。
今日中に峠を越えられるんやろうか?と弱気になりながらも、ペダルを漕ぎつづけました。
ハンパナイ坂を登り続けること約2時間。
やっと頂上に到着です。ここからは、下り。
猛烈なスピードで峠を下ります。さすがに山道の下りカーブで
45km/hでるとコワイです。
下手すると、崖下に落ちます。
峠を下って、さらに1時間、空腹を我慢しながら、山あり谷ありを進み、
やっとのことで、やまうちうどんに到着!!
ガ~ン!
神様、なして私めにそげな試練ば与えるとですか。
ドギツイじゃなかですか。
朝からバナナ2本しか食べとらんとですよ。
もう餓死寸前なんですよっ!
鬼のように厳しい神様にブツブツ文句を言いながら、
せっかく来たんだし、お店の前で記念撮影。(この時すでに15:30)
「このままじゃ、体力がもたん」と、
ポケットに隠しもっていた
SOY JOY(青りんご)に泣きながら貪りつき、
しばし休憩して心を落ち着かせました。
このままうどんを食べずに和歌山には帰られん!と気合いを入れ直し、
ニンジンならぬ、
うどんを目の前にぶら下げて、琴平へと急ぎました。
17:00 琴平の
『おがわうどん』に到着。
苦節8時間。やっと
『念願のうどん』に出会えました。
あまりの嬉しさに、注文したのは、
ざるうどん(大)。
縮みきった胃袋には少々キツかったですが、美味いのなんのっ!
お店のおばちゃんに、
「今朝ね、和歌山から、自転車で来たとよ。
朝から何も食べとらんかったけん、美味しか~!うどんが体に染み渡るばい!」
と言うと、
「あら!そうねぇ~そりゃ、あんたスゴいね~!そしたら、これ持って帰りなさいよ」
と手渡されたのは、
秘伝のタレ
ざるうどん用のダシ(非売品)をペットボトル(
大塚ベバレジは関係ナイデス)に詰めてくれました。
やった~!!!!こりゃ嬉しか!和歌山帰っても讃岐うどんば楽しめるばいっ!
と、『念願のうどん』を食べたところで、今回の修行を終えることにしました。
JR琴平駅から、電車に乗り、高松経由で徳島に帰ってきました。
21時前にはJR徳島駅に到着し、帰りのフェリーまで、1時間程あったので、
もう一つのお楽しみ
徳島ラーメン。
サッパリしたうどんとは違って、これもまた美味しかったです。
22:00徳島港発のフェリーで和歌山へ。
ローソンで
カラアゲ君と
ビールを買って、帰りのフェリーで一人祝杯
さすがに、2時間爆睡でした(笑)
【黄金伝説 ~四国編~】
人間は折りたたみ自転車でドコマデイケルのか?
走行距離:130km
走行時間:9時間
消費カロリー:1740kcal
最高時速:45km/h
琴平のおみやげ(証拠)に
『こんぴら名物灸まん』を買って帰りました。
私めの血と汗と涙が染み込んどります。