博多名代 水たき長野
みなさんよりも一足先に夏休みがとれたので、
福岡市博多区にある、有名な水たき店
『長野』に行ってきました。
超人気店のため、電話予約は必須。
水たきとスープ炊きがあり、水たきは骨付きの鶏肉、
スープ炊きは、それにミンチ・レバーが加わります。
席に着くと、すでに水炊きの鍋がスタンバイ。
博多の水炊きは、白濁タイプと透明タイプに分かれます、長野は透明タイプの代表格。
でも、実際には半濁といったところ。
最初に
スープだけを湯呑に注いで、小口切りのネギと塩少々を加えて、チビリと飲む。
胃の腑にしみじみと深く染み入る滋味。
この
スープこそが、
『水たきの命』です。
そして、突き出しは、茹でたモツを細かく切り、
ネギと卸し生姜を乗せて、酢ダレをさっとかけたもの。
これが、
シャキシャキ、
シコシコ、口の中が酢で引き締まって、
すっぱぁ~い美味しい。
この店での調理は、全て仲居さんが仕切ります。
そう、
女鍋奉行がいるんです。
手際が良いのはもちろん、ミンチを入れて、浮いてきたら、
「あと2分で食べておくんなまし」と時間指定までしてくれます。
火、強すぎっちゃない!?と、勝手に火加減をイジったりするのは
御法度。
勝手なことをすると、怒られます。
御奉行さまに従うべき。
使っている鶏は、博多ブランドの
『華味鶏(はなみどり)』。
肉は柔らかくて、味もしっかりとしています。
これを
特製のポン酢に漬けて食べる、と・・・
そこは
極楽鳥の世界
野菜類は、
肉類を食べ終わるまで投入禁止。
(というか、肉を食べ終わるまで出てきません)
これは
掟なんです。
野菜を投入した後のスープは、
濃厚なウマ味が薄まってしまいます。
やはり長年の試行錯誤で編み出された
掟は正しいんですねぇ。
そして、
『水たきの命』である
スープを飲むことを遠慮するのは大間違い。
野菜を煮る前に、
ウマ味が濃縮されたスープをじゃんじゃん飲んじゃいましょう!
本来ならば、最後に雑炊、となるんですが、
鶏肉を追加しまくり、スープと焼酎をじゃんじゃん飲んだ
yo!のお腹は
爆発寸前!
悩んだ挙句、雑炊は諦めることにしました。
いや、ホントお腹、ちょっとはち切れてましたもん・・・。
「せめて、この
ウマ味が濃縮されたスープば、持って帰ってもよかですか!?」
と、言いたかったんですが、後ろ髪引かれる思いで、お店を後にしました。
さぁ~!
お腹いっぱいやし、さっさと帰ろ~!
と思った、その時、
「ギョウザば食べ行こーや」
と、同行していた親父・・・。
「いや、いらんて。
ギョウザ食べるくらいなら、雑炊食べとったわっ!!」
ラ♪ ラ♪ ラ♪ ちどりあし~♪
中州大橋 明治安田生命ホール
と、帰り道には・・・、屋台がズラリと並んでるわけで・・・、
結局、
「ホークスの試合状況を確認する」という口実で、一杯付き合わされたのでした・・・。
博多は食の宝庫ばいっ。
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