博多名代 水たき長野

yo!

2009年08月07日 23:52

みなさんよりも一足先に夏休みがとれたので、
福岡市博多区にある、有名な水たき店『長野』に行ってきました。

超人気店のため、電話予約は必須。

水たきとスープ炊きがあり、水たきは骨付きの鶏肉、
スープ炊きは、それにミンチ・レバーが加わります。

席に着くと、すでに水炊きの鍋がスタンバイ。
博多の水炊きは、白濁タイプと透明タイプに分かれます、長野は透明タイプの代表格。
でも、実際には半濁といったところ。

最初にスープだけを湯呑に注いで、小口切りのネギと塩少々を加えて、チビリと飲む。

胃の腑にしみじみと深く染み入る滋味。
このスープこそが、『水たきの命』です。


そして、突き出しは、茹でたモツを細かく切り、
ネギと卸し生姜を乗せて、酢ダレをさっとかけたもの。
これが、シャキシャキシコシコ、口の中が酢で引き締まって、すっぱぁ~い美味しい

この店での調理は、全て仲居さんが仕切ります。
そう、女鍋奉行がいるんです。
手際が良いのはもちろん、ミンチを入れて、浮いてきたら、
「あと2分で食べておくんなまし」と時間指定までしてくれます。
火、強すぎっちゃない!?と、勝手に火加減をイジったりするのは御法度
勝手なことをすると、怒られます。
御奉行さまに従うべき。


使っている鶏は、博多ブランドの『華味鶏(はなみどり)』。
肉は柔らかくて、味もしっかりとしています。

これを特製のポン酢に漬けて食べる、と・・・

そこは極楽鳥の世界

野菜類は、肉類を食べ終わるまで投入禁止
(というか、肉を食べ終わるまで出てきません)
これはなんです。
野菜を投入した後のスープは、濃厚なウマ味が薄まってしまいます。
やはり長年の試行錯誤で編み出されたは正しいんですねぇ。


そして、『水たきの命』であるスープを飲むことを遠慮するのは大間違い。
野菜を煮る前に、ウマ味が濃縮されたスープをじゃんじゃん飲んじゃいましょう!

本来ならば、最後に雑炊、となるんですが、
鶏肉を追加しまくり、スープと焼酎をじゃんじゃん飲んだyo!のお腹は爆発寸前!

悩んだ挙句、雑炊は諦めることにしました。
いや、ホントお腹、ちょっとはち切れてましたもん・・・。

「せめて、このウマ味が濃縮されたスープば、持って帰ってもよかですか!?」


と、言いたかったんですが、後ろ髪引かれる思いで、お店を後にしました。



さぁ~!
お腹いっぱいやし、さっさと帰ろ~!


と思った、その時、




「ギョウザば食べ行こーや」





と、同行していた親父・・・。




「いや、いらんて。
ギョウザ食べるくらいなら、雑炊食べとったわっ!!」




ラ♪ ラ♪ ラ♪ ちどりあし~♪
     
         中州大橋                  明治安田生命ホール



と、帰り道には・・・、屋台がズラリと並んでるわけで・・・、

結局、「ホークスの試合状況を確認する」という口実で、一杯付き合わされたのでした・・・。





博多は食の宝庫ばいっ。




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